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2025年4月4日
『老いの思考法』刊行記念 「サル化する社会でどう老いるのか?」山極寿一✕内田樹
師匠の内田先生と山極先生との対談とのことで喜び勇んで参加してきました。
アプローチの異なるお二人ですが、同じ匂いがするお二人でした。
お二人の相乗効果で話がとても深い内容となり、とても楽しい時間でした。
内田先生がとっても楽しそうにインタビューしていたのが印象的でした。
特に響いたのは、「喧嘩は、和解をしてより仲良くなる為にある」
という言葉でした。
以下は、講演メモです。
山極壽一先生と内田樹先生との対談
共同体を出ていっても戻ることが出来る
集団を渡り歩くことが出来る
経済の用語を使わない
贈与とか反対給付義務、交換
経済は、それぞれの行為を言葉で表現しだしてから99%以上は。食料生産をしないで生活してきた
定住と所有で争うようになった
順応していないから戦争や暴力がおこる
ピグミー
所有を許さない社会
手渡さない
置いていく
贈与とか交換ではない
分けるということ。
所有者と非所有者を分けない。獲物を手柄としない
サルは時間を効率的に使っている
仲裁しない。勝ち負けを決めるだけ
けれど次に会った時勝った方は知らん顔をする
仲裁は、双方が負けない必要がある
喧嘩は、和解をしてより仲良くなる為にある
仲裁者は、争っているものより力が弱いもので良い。
仲裁者が自己犠牲をはらう
お互いが負けないことが大事
双方がメンツを保つ必要がある
人間は呼気だけ
二足歩行になったから
ゴリラやチンパンジーは呼気と吸気を音にできる
ダンス
同化する。人間が最初に持った最初のコミュニケーション
チンパンジー
雨、スコールが来ると踊りだす
踊り
自己主張と共鳴
ゴリラの遊びを見て流れを感じた
遊びが重要
国家が老いるには
官僚は反省しない
譲る心が必要
知恵は一人で持っていてもどうにもならない
日本の魅力は、多様性と繋がり
日本は、国民国家を急ぎすぎた
国民国家の最初はフランス
国民国家の軍隊が強い
ヨーロッパがフランスにならって国民国家を作った
日本もそれにならった
強いミッションがある共同体は生き残る